はじめての方へ2

創業準備の流れ

だれが 必要な売上高を確保するためには、従業員を必要とするのか、家族のみでよいのか検討します。
だれに どのような顧客層をターゲットとするのか明確にします。

顧客層をどこにしぼり込むかによって、客単価や商品の品ぞろえが違ってきます。
何を 顧客層や立地条件などによって、どのような商品を取り扱うのかどのようなサービスをするのか決めます。
どのように 対面販売にするのか、セルフサービスにするのか、通信販売にするのかなど、どのような販売方法をとるのか検討します。
どこで 業種や顧客層にマッチした立地を選びます。

また、立地条件に合った取扱商品、販売方法などについても検討します。
販売条件は 現金なのか、掛け売りなのかなど、どのような条件で販売するのか検討します。
時間は

営業時間をどうするのか検討します。

製造業など販売先(受注先)が特定される場合は、次の点についても考えておきましょう。

  • 相手先が信用のおける企業かどうか
  • 継続した受注の確保が可能かどうか
  • 自分の技術力にあっているか
  • 掛け売りの場合は、回収条件がどうなっているか

仕入計画について

仕入は、販売(売上)や利益にも直接影響する大切な項目です。

以下の項目について検討しましょう。

何を 売れ筋商品や販売戦略に沿った商品の確保が可能かどうか検討します。
どこから 必要な時期に、必要な商品を、安定して供給してくれる仕入先の確保が重要です。
どんな条件で 現金なのか、買掛や手形払いは可能か。

支払いサイトはどうなっているのか確認します。
計画的に 過剰在庫は資金繰りを圧迫します。

計画的な仕入が大切です。

資金計画について

創業にあたっては、資金がいくら必要で、それをどう調達するかを検討しなければなりません。

これを資金計画といいます。

創業に必要なすべての資金と、その調達方法について下の表を参考にまとめてみましょう。 

【必要な資金と調達の方法 】

必要な資金 金額 調達の方法 金額
設備資金 店舗、工場、機械、備品、車両など

(内訳)
万円 自己資金 万円
親、兄弟、知人、友人等からの借入

(内訳・返済方法)
万円
運転資金 商品仕入、経費支払資金など

(内訳)
万円 日本政策金融公庫

国民生活事業からの借入
万円
他の金融機関等からの借入

(内訳・返済方法)
万円
合計 万円 合計 万円

※各合計は一致させてください。

自己資金はどれくらいあればよいですか?

新たに事業を始めようとする場合、「自己資金はどれくらいあればよいか」ということが心配になります。

日本政策金融公庫総合研究所の2013年度「新規開業実態調査」のデータによると、創業資金総額に占める自己資金の割合は27%となっています。

自己資金以外には、金融機関等からの借入金が61%、親族からの借入金が6%、その他が6%となっています。その他とは知人からの出資、あるいは無期限無利息の借入金などです。

同調査によると事業が軌道に乗り黒字化するまでに6ヵ月以上かかるという結果がでています。

借入金に依存した資金計画で創業した場合、毎月の返済額は、当然大きくなりますが、思ったように売上が上がらないことや予想外の出費で資金繰りが苦しくなる場合があります。

自己資金と借入金のバランスを考え、ゆとりを持った資金計画をたてることが大切です。

【創業資金の調達先】(不動産を購入した企業を除く。)

円グラフ

 

(資料出所:日本政策金融公庫)

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